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販促グッズとしてのポケットティッシュ
ポケットティッシュの販促効果
街中で、よくポケットティッシュを配っている人の姿を見掛けます。無料で貰えて少しお得なポケットティッシュですが、実はこれには販促効果があります。ポケットティッシュの裏面に広告チラシが封入されていますが、このチラシをラベルと言います。ラベルはポケットティッシュの一番下に封入されており、ティッシュを使いきるまで捨てられることがあまりありません。つまり、受け取ってからそのティッシュを使いきるまでの間、広告の効果は持ち主の手元で続いていくということになります。
では、同じ販促効果のある広告チラシと、ポケットティッシュの違いは何でしょうか。やはり一番大きいのは、受け取ってもらいやすさです。広告チラシだと興味がない人にとってはゴミになってしまいますが、ポケットティッシュは老若男女問わず実用性のあるアイテムです。そのため、広告に興味のない人でも受け取ってもらいやすいのです。
また単純接触効果というものがありますが、これは接触する回数が多いと多いほど、その対象に好意を持ちやすいという法則です。本来は人物と人物に当てはめるものですが、実は文字にも同じ効果があります。チラシだと興味のない広告は一度見てしまえば、再び目を通すことはありませんが、ポケットティッシュは使う度に広告を目にすることになります。そうすることで、興味のなかったものにも興味を持ってもらう確率が上がります。
ポケットティッシュの種類
ポケットティッシュにも様々な種類があります。例えば水溶性といって、水に溶けるタイプはトイレなどで使用してそのまま流すことが出来ます。また保湿タイプのものもあり、こちらはしっとりとした肌触りが特徴的です。花粉症やアレルギー性鼻炎の方は頻繁に鼻をかむため、普通のティッシュでは鼻が痛くなってしまいますが、保湿のものであれば痛くなりにくいというメリットがあります。更に、目にしたことがある人は少ないと思いますが、黒いティッシュというものもあります。これは文字通りティッシュが真っ黒なのですが、本来のティッシュとは真逆の色をしているためとてもインパクトがあります。物珍しさから受け取った人に捨てられる可能性も低く、広告もよく映えます。
また、ラベルは基本的に片面印刷ですが、両面印刷にすることも可能です。普通はティッシュを使いきった時に真っ白な紙が見えますが、ここに印刷をすることでティッシュを使いきった瞬間に、新しい広告の効果を期待出来ます。ただし一度しか見られる可能性がないため、片面に比べデザインや広告の内容にインパクトが必要です。割引券や無料券がついていれば、ラベルが捨てられる可能性が格段に下がります。
そのほか、巻きラベルと呼ばれるものもあり、こちらは通常より長い広告をティッシュに巻くことで、ティッシュを取り出す際に常に広告が見えるようにします。普通のラベルだと裏返さなければ広告が見えませんが、この巻きラベルならどちらを見ても広告が目に入り、両面での販促効果が期待出来ます。
ラベルを封入するタイプでなく、ポケットティッシュのフィルムに直接印刷するタイプもあります。ラベルタイプはティッシュの底に広告が封入されていますが、取り出して破棄することは可能です。しかしフィルムに直接印刷されていれば、広告が捨てられてしまう心配はありません。その分ティッシュを丸ごと捨てられないように、オシャレなデザインを意識する必要があります。デザインがオシャレであれば広告の効果も上がるので、一石二鳥です。
このように、販促目的のポケットティッシュにも様々な種類があります。販促用とはいえ、受け取る人の性別や年齢層を想定し、それに合わせてオリジナルのものを作成しましょう。
ポケットティッシュとその他の販促グッズ
ポケットティッシュの他にも販促グッズの種類は様々です。例えば、違った用途のウェットティッシュなども販促グッズとして使われています。ティッシュを取り出す部分にラベルが貼られていますが、その部分を広告として使えます。ウェットティッシュはラベルをしっかり閉じないと乾燥してしまい、使い物にならなくなってしまうので、使われる度に広告を見てもらうことが出来ます。
その他に、季節に合わせた販促グッズを開発しているところもあり、その代表格がうちわやカイロです。夏に活躍するうちわは、使ってもらうだけで周囲の人間にも広告の効果があります。またカイロは冬に受け取ってもらいやすいというメリットがあります。
最近では、主に女性をターゲットにあぶらとり紙も販促グッズとして使われています。女性にとっては受け取って損のない物であり、捨てられる可能性も低いため広告の効果は長く続きます。逆に男女を問わず受け取ってもらいやすいのがマスクです。マスクの面積分だけ広告に使用できます。
しかし何より、ポケットティッシュの利点と言えばコストです。安価で広告を作成できるというメリットがあるため、現在でもポピュラーな販促グッズとして使われているといえます。
